当ブログで先日投稿したこの記事。
私は、お酒を飲むのが割と好きなので、たまにはこういう記事もいいかなと投稿してみました。
何かの役に立つような記事ではないので、言ってしまえば完全な自己満足の記事です。
ちょっと今後ブログでやってみたいこともあるので、それに絡めて頻度は高くありませんがお酒の記事もちょいちょい投稿すると思います。
さて、そんな「お酒」の情報を扱った記事ですが、Googleアドセンスを導入しているブログでは取扱い注意です。
Google広告(アドセンス)のコンテンツポリシーによると「アルコール(お酒)」は禁止コンテンツに含まれているのです。
では、一体どうすればGoogle広告(アドセンス)のコンテンツポリシーに反することなく「お酒」の記事を書くことが出来るのか。
この記事のコンテンツ
Google広告(アドセンス)での取扱い注意な禁止コンテンツ
Google広告(アドセンス)のコンテンツポリシーを見ると禁止コンテンツの一覧に「アルコール」が含まれているのですが、もちろん全面的に禁止というわけではありません。
そのあたりを詳しく見ていきます。
まずは、Google広告(アドセンス)で扱うことが出来ない”禁止コンテンツ”とは何かを確認しておきましょう。
Google広告(アドセンス)で扱うことが出来ない”禁止コンテンツ”
アダルト コンテンツ
家族向けコンテンツに含まれる成人向けのテーマ
危険または中傷的なコンテンツ
危険ドラッグおよび薬物に関連するコンテンツ
アルコールに関連するコンテンツ
タバコに関連するコンテンツ
ギャンブルとゲームに関連するコンテンツ
ヘルスケアに関連するコンテンツ
ハッキング、クラッキングに関連するコンテンツ
報酬プログラムを提供するページ
不適切な表示に関連するコンテンツ
衝撃的なコンテンツ
武器および兵器に関連するコンテンツ
不正行為を助長するコンテンツ
違法なコンテンツ
基本的には禁止コンテンツとして妥当なものばかりです。
酒やタバコなどが含まれているのは健康被害をもたらす危険性が危惧されているというのが大きいのでしょう。
兎にも角にも、法を犯すような情報やユーザーに何らかの悪影響を及ぼすような情報の掲載を嫌っているわけです。
ちなみに、「衝撃的なコンテンツ」「不正行為を助長するコンテンツ」「違法なコンテンツ」とは何かというと……
衝撃的なコンテンツ
- 陰惨な、生々しい、または不快感を与える記述や画像(例: 血液、臓腑、血のり、性的な体液、人間や動物の排泄物、犯罪場面や事故現場の写真)を含むコンテンツ
- 暴力行為(例: 銃撃、爆発、爆弾に関する記述や画像、処刑動画、動物に対する暴力行為)を描写するコンテンツ
- 過度に猥せつな言葉や冒とく的な言葉(悪態や罵り言葉)を含むコンテンツ
不正行為を助長するコンテンツ(一部抜粋)
- パスポート、学位記、認定証などの文書の偽造を助長するコンテンツ
- 身分証明書の偽造を助長するコンテンツ
- 学期末レポートの販売または配布、偽造文書の作成や身代わり受験
違法なコンテンツ(一部抜粋)
- 偽造品
- 未成年者の性行為、強制的な性行為、違法な性行為
アルコールに関連するコンテンツとは
では、本記事のテーマである「アルコール(お酒)」の部分を見ていきましょう。
Google広告(アドセンス)のコンテンツポリシーでは「アルコールに関連するコンテンツ」として以下のように記載されています。
アルコールに関連した特定のコンテンツを宣伝するページに Google 広告を掲載することは許可されていません。たとえば、次のようなコンテンツが該当します。
- アルコール飲料のオンライン販売。
- 過度の飲酒、暴飲や飲み比べ競争を好ましい行為として描写するなど、無責任な飲酒の奨励。
ご希望のサイト運営者様には、カテゴリ フィルタ機能によってアルコール関連広告の表示を許可していただけるようになりました。ページにアルコール関連の広告を表示させたくない場合は、特別な対応をしていただく必要はありません。
Google広告(アドセンス) コンテンツポリシーより
アルコール関連で許可されている内容(OK)
- バーやパブの店舗案内
- アルコール飲料会社がスポンサーになっているイベントを宣伝するページ
- アルコール関連ブランドの商品を宣伝するページ
- アルコール飲料の製造に関連する情報を提供している、またはそれに関連する商品を販売しているページ
Google広告(アドセンス) コンテンツポリシーより
アルコール関連で許可されていない内容(NG)
- アルコール飲料をサイトから直接購入できるページ
- 過度の飲酒、暴飲や飲み比べ競争を好ましい行為として描写するなど、無責任な飲酒を奨励するページ
Google広告(アドセンス) コンテンツポリシーより
「お酒」の記事はどのように書けばいいか
コンテンツポリシーには以上のような記載がありますが、これをどのように解釈すればよいか。
基本的に注目すべきなのは「許可されていない内容」の方です。
普通にアルコール(お酒)の事を書いている記事であれば問題ない
アルコール関連で許可されていない内容を見ると以下2点の記載があります。
- アルコール飲料をサイトから直接購入できるページ
- 過度の飲酒、暴飲や飲み比べ競争を好ましい行為として描写するなど、無責任な飲酒を奨励するページ
つまり、普通にお酒の紹介(アフィリエイトではなく)をしたり、お気に入りのバーの事を書いたり、宅飲みの記事を書いたりした記事にGoogle広告(アドセンス)の広告掲載するのは特に問題ないということです。
②については、一般常識からしてブログで書くような内容ではないですからね。
注意すべき点は①の方でしょう。
Amazonアソシエイトを使う場合は注意が必要
許可されていない内容の①には
- アルコール飲料をサイトから直接購入できるページ
という記載があります。
この「直接購入」という言葉には、どこまで含まれているのか。
例えば、Amazonアソシエイト。
ブログ管理者が記事内にAmazonへのリンクを貼ることで、ユーザーはそのリンクから商品を買うことが出来ます。
これは「直接購入」に該当するのでしょうか。
私の解釈では…
言い方を変えると「どちらにも当てはまる解釈ができる」ということです。
つまり、場合によってはOKになるし、場合によってはNGになる。
「直接購入」という言葉がコンテンツポリシー内で定義されない限りは確実なことが言えません。
結局の所、最終的な裁量権はGoogleにあるということ。
私は、Amazonアソシエイトやアフィリエイトリンクを使うのであればGoogle広告(アドセンス)を外しておいたほうが無難だと考えています。
コンテンツポリシーに違反するとどうなるか
この記事のテーマは規約違反にならないように「お酒」の記事を書く方法ということですが、そもそもGoogle広告(アドセンス)のコンテンツポリシーに違反するとどうなるのでしょうか。
Q.少しでも規約に抵触するような部分が見つかると一発でアウトになる?
A.一発アウトにはならなず、警告通知が来る。
Googleの判断でポリシー違反の記事が発見された場合は、まずそのページ単体の広告掲載がストップし、その後に警告通知が送られてきます。
この警告通知を受け取った後で適切な対処をすればアカウントが停止されるようなことはありません。
つまり、判断が微妙なものについては警告待ちでとりあえず公開しておくという方法を選ぶことも出るのです(推奨はしませんが、大きなデメリットが無いというのが実情)。
まとめ
非表示しておいたほうが良いと思う最大の理由は
これに尽きます。
これまでも、何度となく改定されてきたコンテンツポリシー。
例えば、シャンパンやワインなどについては以前は取扱がOKだったのです。
以前のGoogle広告(アドセンス)のコンテンツポリシー
許可される
- ワインやシャンパンを販売するサイト
- ビールの蒸留や醸造の方法に関する情報提供や設備販売を行うサイト
- パブの場所を示した各種資料
許可されない
- アルコール(ビール、ハードリカー、リキュール)の直接販売を主な目的とするサイト
しかし、度重なる改定によってこれらも現在はグレーゾーン(OKともNGとも受け取れる表現)となっています。
現在のGoogle広告(アドセンス)のコンテンツポリシー
許可される
- バーやパブの店舗案内
- アルコール飲料会社がスポンサーになっているイベントを宣伝するページ
- アルコール関連ブランドの商品を宣伝するページ
- アルコール飲料の生産や製造に関連する情報を含んだり、商品を販売したりするページ
許可されない
- アルコール飲料をサイトから直接購入できるページ
- 過度の飲酒、暴飲や飲み比べ競争を好ましい行為として描写するなど、無責任な飲酒を宣伝するページ
これを見ても分かる通り、コンテンツポリシーの内容は常に変化し続けます。
結局はリスクに見合うかどうか
このブログで言えば、Google広告(アドセンス)の収益は微々たるものであり、駄菓子レベルです。
そんなブログのたった数記事にGoogle広告(アドセンス)の広告を掲載しなかったとしても、何の痛手でもありません。
であるなら、例えクロではないグレーであっても微妙な行為は回避すべきだと思います。
現在のコンテンツポリシーを解釈すれば、おそらく私が書いた宅飲みの記事はポリシー違反にはなりません。
なったとしても、その場合には警告が来るので、それに正しい対処をすれば問題はない。
では何故、私は宅飲み記事のGoogle広告(アドセンス)を非表示にしたのか。
それは、面倒なことについて考えたくなかったからです。
私はビビリなので、警告ですら貰いたくありません。
警告が来たら対処すれば大丈夫…であったとしても、そもそも警告を貰うのが嫌なんです。
また、今後コンテンツポリシーの改訂があったとしても、Google広告(アドセンス)を非表示にしていれば、その是非を気にする必要もありません。
余計なことを考えなくて済むのであればそれが一番。
ということで、「お酒」を扱った宅飲み記事のGoogle広告(アドセンス)は非表示にすることにしました。
Googleアドセンス(広告)の基本が学べる本
先に答えを言っておくと
お酒のページにはGoogle広告(アドセンス)を表示させないのが無難
です。