会社勤めだと音楽を聞きながら仕事をするのは難しいかもしれませんが、フリーランスや主婦の方であれば、好きな音楽を聞いて仕事や家事などの作業をすることもあるのではないでしょうか。
私は専ら自然の音、中でも「焚き火」と「雨の音」を聴くことが多いです。
自宅でライティングのお仕事をしているときも9割以上は焚き火や雨音のBGMを流しながら作業しています。
ということで、今回は「焚き火」と「雨の音」に関するお話。
”思考を邪魔しない作業用BGM”をお探しの方は是非ご一読下さい。
- 作業中、無音だと落ち着かないのでBGMが欲しい
- JPOPや洋楽などの音楽だと落ち着かない
- 深い思考状態を阻害しないBGMを探している
この記事のコンテンツ
焚き火の音を聴き始めた理由
自宅で仕事をするときに聴くBGMを探していた
私は普段、広報ライターとしてライティングの業務を行っているのですが、大体6~7割は自宅で執筆作業をしています。
主な業務は
- プレスリリースの原案執筆
- コーポレートブログの記事校正
- 雑誌掲載用特集記事の原稿執筆
など。
ライターなので当然ですが、文章を書く業務が主なため、作業中は脳みそをフル回転させます。
住んでいる地域はとてものどかで閑静な住宅街(めっちゃ田舎)ということもあり、騒音に悩まされることはないのですが、「無音」という状態は妙に気になります。
不思議なもので、外で仕事をする際は耳栓で外界の音を遮断しています。
おそらく、外だと話し声や自然の音など色々な音が飛び交っているため、耳栓をして微妙に入ってくる音くらいがちょうどいいのだと、自分で勝手に納得しています。
このあたりの感覚はとても難しく、じゃあ家でも耳栓をすればいいかと思うとそうでもない……。
自宅で耳栓をしてしまうと、今度は音が無さすぎるのです。
それはそれで変に気になってしまう。
自分の事ながら、めんどくさいですね。
そんなわけで、家で作業する時に聴く”ちょうど良いBGM”を探すようになりました。
思考の邪魔にならないBGMの探求
YouTubeやニコニコ動画で「作業用BGM」と検索すると、JPOPやアニソン、ボカロ、クラシック音楽など、様々なジャンルで作業用にまとめられた長めの動画が結構出てきます。
懐メロやアニソンは個人的に好きなので私もたまに聞くことがあります。
もちろん、趣味や遊びの時間に聞く分には何の問題もありません。むしろノリノリ。最高です。
しかし、これが仕事や作業中に聞く音楽となると話は別。
先に挙げたような音楽(BGM)は、どうしても思考の妨げになってしまい、作業効率が格段に落ちます(あくまで個人的にですが効率はガタ落ちします)。
これは、どんなに好きな音楽であっても例外なくダメでした。
脳が音を「リズム」や「音楽」として認識してしまう時点で、プレーンな思考を保つことが出来ないのです。
具体的にどういう音楽が作業用BGMに向かないかと言うと、以下の特徴を持ったものです。
- 歌詞(言語を問わず)が入った音楽
- リズムを感じてしまう音楽
- 楽器の音が入った音楽
いかがでしょう。
お気づきになった方もいらっしゃると思いますが、音楽には必ず何かしらのリズムや楽器の音が入ってきます。
つまり、これらの特徴を持っていない音楽とは、正に「自然の音」です。
「焚き火」や「雨の音」の何が良いか
ということで、さまざまなBGMを試した末にたどり着いたのが「自然の音」。
なかでも「焚き火の音」や「雨の音」です。
実際に私が作業用BGMとして使わせていただいているのがコチラの動画。
YouTubeにアップロードされているものです。
『焚き火』の動画(映像あり)
『雨音』の動画(映像なし)
他にも色々あり、気分によってローテーションさせていますが、使う頻度が高いのは先に挙げた2つの動画です。
一体何故、これらのシンプルな動画(音)が作業用BGMとして適しているのか。
おそらく、これが最も重要な理由です。
聴いている感覚が無いほうが良いなら、何も聴かなくてもいいのでは?
と思うかもしれませんが、そうでもありません。
この自然な音を、意味のある情報として認識せずに聴くことが非常に重要なポイントなのです。
『1/fゆらぎ』による集中(ヒーリング)効果
「焚き火」が持つヒーリング効果には「1/fゆらぎ(エフぶんのいちゆらぎ)」が大きく関係しています。
1/fゆらぎを簡単に説明すると「人の心を落ち着かせるための”トリガー”となる波長」のことです。
1/fゆらぎ(エフぶんのいちゆらぎ)とは、パワー(スペクトル密度)が周波数 f に反比例するゆらぎのこと。ただし f は 0 より大きい、有限な範囲をとるものとする。
ピンクノイズはこの1/fゆらぎを持つノイズであり、1/fノイズとも呼ばれる。自然現象においても見ることができ、具体例としては人の心拍の間隔、ろうそくの炎の揺れ方、電車の揺れ、小川のせせらぐ音、目の動き方、木漏れ日、蛍の光り方などがある。また物性的には、金属の抵抗、ネットワーク情報流が例として挙げられる。
Wikipediaより引用(https://ja.wikipedia.org/wiki/1/f%E3%82%86%E3%82%89%E3%81%8E)
ヒーリング効果については、こちらの記事でも詳しく説明しています。