皆さん、フリマアプリの「メルカリ」を使ったことはありますか?
化粧品から書籍、家電、ゲーム、家具、おもちゃ、洋服、ブランド品、時計、ジュエリー…
要らなくなったものを誰でもいつでも簡単手軽に売買できるアプリです。
もはや、メルカリ自体を知っているのも当たり前、使ったことがあるのも当たり前。
そう表現しても良いほど、生活の中に入り込んでいるコンテンツですよね。
そんなメルカリを運営する「株式会社メルカリ」がついに2018年6月19日に東証マザーズへ新規上場します。
上場するということは…
そう、IPO(新規上場株式)です。
気にはなっていたものの、手を出す理由がなかなか見つからずに放置していたのですが、メルカリという超のつく有望株の上場とあっては、黙って見過ごすわけには行きません。
一応証拠を…
本当にナケナシの30万円をぶっこんでいます(需要申告時に必要な前受金として入金しただけですが)。
この記事を投稿している頃にはメルカリの需要申告(ブックビルディング)は終わっていますが、新規公開株案件(IPO)は他にもたくさんあります。
口座開設から需要申告までの流れは同じなので、是非参考にしてみてください。
そして、良い案件があったらこのド素人に是非教えてください。
- 申込みから口座開設完了(メール通知)までは「4日」
- 申込みから口座開設関係書類の受領までは「8日」
- 申込みから入金手続完了までは「11日」
この記事のコンテンツ
証券口座の開設は本当に簡単!
再確認ですが、私は株式投資初心者です。
取引に関する知識なんてありませんし、このメルカリIPOにチャレンジするまで主幹事って何だ?という状態でした。
今回、メルカリが上場するということでIPO案件に挑戦してみましたが、そんな何も知らない状態でも簡単に口座開設、需要申告までスルスルと手続きできました。
大げさな表現ではなく、本当に誰でも(口座開設の条件に合致さえしていれば)手軽に始められます。
また、メルカリのIPO需要申告は終わりましたが、今後他の案件が見えたときにいつでも始められるように、とりあえず証券口座だけ持っておくというのもオススメです。
私は今回、IPOの需要申告(株主となるための抽選に応募する手続き)までに口座開設が間に合うかどうかヒヤヒヤしたので…。
それに、何しろ無料なので、証券口座を持っておいても特段デメリットはありません。
口座開設時にほんの少しだけ手間があるだけです。
そもそもIPOとは
IPOとは、Initial Public Offeringの略語で、日本語では「新規公開株」や「新規上場株式」と表します。具体的には、株を投資家に売り出して、証券取引所に上場し、誰でも株取引ができるようにすることをIPOといいます。
では「IPO投資」と呼ばれるものがどういうものかというと…
そして、IPO株投資とは、新規上場するときに投資家に配られる“株を買う権利”を抽選で手に入れ、上場日のはじめに付く株価(初値〔はつね〕)で株を売ることで利益を出すことです。もっとかんたんに言えば、「上場する前に株を手に入れて、上場日に売る」という作業。 たったこれだけで利益が出る投資法です。(得体のしれない“未公開株詐欺”とは違って、信用のある証券会社から公正な抽選によって手に入れます)
『やさしいIPO株のはじめ方』より引用
となります。
IPO投資の説明は「やさしいIPO株のはじめ方」様より引用させていただきました。
こちらのサイト、私のようなド素人にもすごくわかりやすいのでオススメです。
ご検討の際は是非参考に。
カンタン用語解説(需要申告・主幹事・幹事)
- 需要申告(ブックビルディング)
上場企業が新株式の発行(募集・売出し)の際に用いる価格設定の手法。
投資家に対し、新発行の株式を買う際の値段を「〇〇円」というような仮条件で提示し「その値段であればどれくらい買いたいか」という投資家の需要から新株の価格を導き出す方式です。
当然、仮条件よりも高くなることもあれば、安くなることもあります。
高ければその株に対する需要が大きく、安ければ需要が小さいと言えます。
IPO株を購入する権利を得るには、このブックビルディングに参加し、購入需要の申告をする必要があります(証券会社を通じて簡単に手続きできます)。
ブックビルディングへの参加すること自体はノーリスクです。費用がかからないのも魅力ですね。
- 主幹事証券・幹事証券(引受幹事・委託幹事)
IPO株は、どの証券会社でも購入できるわけではありません。
主幹事・幹事(引受幹事・委託幹事)といった証券会社を通じてしか購入することはできません。
上場に際して当該企業の上場手続き業務を支援する証券会社を「幹事証券」といい、その中でも中心となる証券会社を「主幹事証券」といいます。
〇〇証券には20000株、△△証券には5000株といったように、証券会社ごとに割当が異なるので、当選の確率もそれぞれ異なります。
主幹事は割当が多く当選確率も高くなるので、少しでも確率を上げたい方は主幹事証券や幹事証券を狙って複数の口座を開設しなければなりません(抽選方式は各証券会社によって異なります)。
IPO案件ごとに主幹事・幹事の構成は異なるので注意が必要です。
開設する証券口座を選ぶ際の注意点
- IPO株を取り扱っている証券会社を選ぶ
→証券口座を開設しても、その証券会社がIPO株を扱っていなければ需要申告はできません。
- 主幹事証券・幹事証券となる証券会社を調べておく
→IPO株の割当は証券会社ごとに異なります。主幹事・幹事の情報はネットで簡単に調べることが出来ます。単純に割当が多ければ当選の確率は高まりますが、抽選基準は証券会社によって異なりますので要注意(マネックス証券は完全平等)。
- 需要申告(ブックビルディング)まで時間がない場合は、必ず口座開設までのスケジュールを確認
→需要申告の際に資金が必要かどうかは証券会社によって異なりますが、期間に余裕がない場合はスケジュールに気をつけましょう。手続きが1日遅れるだけで間に合わなくなってしまうかもしれません。
ちなみに、私が使ったマネックス証券は事前に入金が必要なので、需要申告までに口座開設と口座への入金が必要でした
30万ぶっこんで大丈夫なの?メルカリの株は上がる?
私のような株式投資ド素人の甘すぎる分析をここに書いても仕方がないので能書きは割愛します。
今回は分析レポートじゃなくて、実証レポートですし…
というよりも、はっきり言ってわかりません!
勿論事前に色々と調べましたが、結局難しいところはよくわかりませんでした。
そもそもド素人の私にどれが安全でどれが危険かなんて、わかるわけがないんです。
とりあえずネットも雑誌もメルカリのIPOで盛り上がっていたので「じゃあやってみよう」と軽い気持ちで挑戦してみることにしました。
メルカリのIPOに限らず、ネットや雑誌には株式投資の専門家による様々なデータに基づいた分析がたくさん載っていますので、情報はいくらでも入手できます。
あとは、どの情報を採用するかです。
結局、私の場合は多少損をしたとしても勉強代、ブログの記事代だと思えば…なんとか…許せる…。
という思考に至り、チャレンジすることに決めました。
それに、今回使ったのはマネックス証券1つのみ。
メルカリほどの高倍率IPOで当選する確率は限りなくゼロに近いだろうという考えもありました。
完全に「参加することに意義がある」的なノリです。
最初の証券口座選び。私がマネックス証券を選んだ3つの理由
- サイトや管理画面のデザインがわかりやすく見やすい
- 口座開設までのフローがわかりやすかった
- 抽選の方式が完全平等(需要株式数によらず、1人1票)
証券口座の開設に関しては、その人の投資の目的によっておすすめできる会社が変わってきます。
マネックス証券は、メルカリのIPOに当選するための口座としてはパワーが弱いですが、最初に選ぶ証券口座としては優秀だと思います。
※IPOは需要申告での応募が供給(公募数・売り出し数)を上回った場合、抽選となりますが、人気企業であればその倍率は跳ね上がります。
※IPOの当選を狙うなら「資金力」と「証券会社のパワー」が必要です。IPO投資で本気で稼ぎにいくなら複数の大手証券会社で口座開設を行うことが必須となるでしょう。
マネックス証券でIPOにチャレンジ!手順はこんな感じ
最初に確認しておきたいのが、口座開設方法の種類です。
マネックス証券には①ペーパーレス口座開設と②郵送口座開設の2種類があり、それぞれで書類の提出方法や手順が少し異なります。
私は、本人確認書類までの手続きがWEBで完結するペーパーレス口座開設を選択しました。
口座開設までに要する日数もこちらの方が短くて済むので、特に理由がなければペーパーレスでの口座開設をオススメします。
ちなみに「ペーパーレス」とは言っても、口座開設完了のお知らせなどは郵送で届きます。
あくまで本人確認書類やマイナンバー関係の書類の提出がペーパーレスというだけですので、お気をつけください。
証券口座開設までの手順(ペーパーレス)
証券口座開設後の手順
証券口座の開設に必要なもの
- 本人確認書類(運転免許証の写しなど)
- マイナンバーカードまたは通知カードの写し(裏表)
「口座開設通知」は本人限定受取郵便で送られてきます。
本人限定受取郵便では、本人確認書類と申込者の住所が完全一致していなければ郵便物を受取ることができません。
引っ越しなどで住所が変わり、運転免許証やマイナンバーカードの住所を書き換えていないという方は、必ず手続きをしてから申し込んでください。
「口座開設申込み」から「口座開設完了のお知らせ」を受け取るまで
では前置きはこの辺にして、口座開設の申込みをしていきます。
マネックス証券口座開設申し込みページ[/btn]- 口座開設者情報の入力
入力が終わったら、ページの一番下にある申し込みボタンをクリックして申込みは完了です。
続いて、本人確認書類のアップロードへ進みましょう。
- 本人確認書類の送付(アップロード)
申し込みに係る手続きはコレで最後。
本人確認書類(運転免許証)とマイナンバーが確認できる書類(マイナンバーカード、通知カード)のデータをアップロードしましょう。
スマートフォンで撮影したものを使えばOKです。
住所変更している方は、それぞれ裏面のデータもアップロードしてください。
以上で「口座開設の申込」にかかる手続きは終了です。
あとは、マネックス証券から送られてくる「口座開設通知」を受取り、通知に記載されている情報を使ってサイトへログインすれば口座開設の一連の手続きは終了となります。
- 「口座開設通知」の受け取り(郵送)
本人確認書類を送付してから数日で「口座開設通知」が本人限定受取郵便というもので郵送されてきます。
これは、本人確認書類による本人確認を経ないと受取ることが出来ません。
郵便ポストに到着のお知らせが届いていたら、取扱郵便局に連絡し、再配達か窓口での受取を依頼しましょう。
【マネックス証券】口座開設までの全過程まとめ
5月24日 口座開設申し込み(本人確認書類アップロード)
5月28日 口座開設完了
5月31日 郵送にて開設通知(受け取れず)
6月1日 郵便局にて本人限定受取郵便を受け取り
6月4日 入金手続き
申込みから4日で口座開設、11日で入金まで完了。
ちょうどメルカリのブックビルディング開始日に入金まで完了し、参加可能となりました。
間に合ってよかったです
本人限定受取郵便を受取り、サイトへのログインができればマネックス証券での証券口座の開設手続きは完了です。
ここまで来ればとりあえず一安心…。
と一服する前に、軍資金の入金手続きを忘れずに行いましょう。
必要資金を口座へ入金すれば、需要申告(ブックビルディング)への参加ができるようになります。
目当てのIPOのスケジュールを確認し、預金口座と相談しながら入金手続きを行ってください。