名刺管理。
それは、サラリーマンだろうとフリーランスだろうと逃れることのできない宿命。
おそらくこの記事を読んでいる皆さんも名刺管理の方法について悩んでいるのではないでしょうか。
そんな皆さんに今回提案したいのがEvernoteによる名刺管理。
これまでに様々なアプリを使って名刺管理をしてきた私が最終的にEvernoteを使うこととなった理由をお伝えします。
この記事のコンテンツ
これまでに使ってきた名刺管理アプリ
私はこれまでに多数の名刺管理アプリを使ってきました。
その中でも、ある程度の期間ちゃんと使ったアプリはこの3つです(どれもAndroidで使っていました)。
- Eight(エイト)
- 名刺パシャ
- スマート名刺管理
どれもクオリティはそこそこ高いのですが、かゆいところに手が届かないというのが正直なところです。
両面印刷の名刺を登録するための機能(1件の人物に対して2枚の画像を登録する機能)やタグ管理など、これだけはほしいといった機能が無かったり、登録した名刺を検索する際の挙動や機能が今ひとつだったり…。
アプリ自体の性能が低いというわけではなく、単純に私の使用方法に合っていませんでした。
名刺管理アプリを選ぶ際のポイント5つ
私が名刺管理アプリを選ぶ際のポイントを5つ挙げてみました。
機能面で言えばどうしてもほしいのは優秀な検索機能(タグ管理を含む)とメモ機能、そして
これまでの経験上、このあたりの機能が搭載されているとかなり実用的です。
メモ機能
名刺1枚1枚に自由に入力できるメモ欄。名刺交換をした状況や場所、その人の特徴などを書いておくために必要な機能です。
検索機能を重視(タグ管理もほしい)
会社名や個人名、住所、個別メモなど登録した全ての情報に対してキーワード検索できる機能。後に検索をかける際に断片的な情報からたどり着くためには重要な機能です。タグ機能があると、一人に対してさまざまな括りでグループ分けをすることができます。
名刺の裏面を登録できる
これは物凄く重要。名刺の裏面を登録するという単純な機能ですが、意外と搭載していないアプリが多いです。この機能を使うことで、名刺の裏面だけでなく関連画像を登録しておくことも可能です。
UI(デザイン)はシンプルでいい&有料でも構わない
とにかく使いやすさと機能性重視なので見た目はそれなりでOK。
ずっと使うツールなので、無料である必要は無し!個人的に有料でもまったく問題ありません。
OCRは現状無くていい
確かにORCは便利です。スマホのカメラで名刺の情報を読み取ってデータとして保存してくれるのですから。
しかし、残念なことにOCRの精度はまだまだ良くありません。実際のところ文字の認識精度は悪くないのですが、項目処理がかなり微妙。部署名が会社名の項目に挿入されたり、住所が電話番号の項目に挿入されたりと結局手直しが必要になります。
※OCRとは光学的文字認識のことで、簡単に言うと手書きや印刷された文字をカメラが読み取って自動的に文字コードへと変換する機能のことです。スマホの名刺管理アプリを見るとやたらOCR機能をアピールしているものが目立つので、一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。
無料アプリでこの機能は素晴らしい。ですが、スキャンからデータの格納(OCR入力が完了する)までに結構なタイムラグがあり、個人的には実用に耐えませんでした。
名刺の管理にEvernoteをおすすめする理由
私がEvernoteでの名刺管理をおすすめする理由は、まさしくEvernoteそのものがかゆいところに手の届くアプリケーションだからです。
また、Evernoteは仕事でもプライベート(趣味)でもガッツリ使っており、生活に関わる情報のほぼ全てをEvernote上で管理しています。
そうなれば、名刺の管理もEvernoteでするというのはもはや必然。情報の一元管理により、生産性向上にもつなげられると考えています。
☑名刺以外の情報管理と統一できる(トキタマは元々Evernoteユーザー)
☑自由自在な検索機能
☑名刺データを”タグ”でも管理できる
☑名刺の裏面が登録できる(1件に対し2枚の画像を登録できる)
☑使用する端末を選ばない(PCでもスマホでもタブレットでも)
☑OCR機能も付いている(私は使っていませんが精度は悪くないです)
自由自在な検索機能
Evernoteを使っている方であればわかると思いますが、なんと言ってもEvernoteのシステムで優秀なのが検索機能。
本文はもちろん、WordファイルやPDFファイルなど、ノートの中に放り込んだ情報であれば全て検索の対象です。
ノートのタイトルにこだわらなくても、思いついた関連ワードを本文内に入力しておけば大体後からでも探し出せます。
名刺管理のプロセスにおいては、この検索機能が力を発揮します。名刺を管理する上で重要なのは、名刺を貰ったときの情報をいかに素早く的確に引き出すことができるかという点。Evernoteで名刺管理をすることで、そのあたりの心配事は大体解消されます。
名刺の裏面を登録できる
この機能が最高!1件に対して2枚の画像を登録できるのが素晴らしい。名刺の裏面以外にも関連画像を登録しておくことで、さらに情報管理の質を上げることも可能。ただ、Android版アプリでの挙動が変という難点あり。
Android端末をご利用の方でEvernoteでの名刺管理を検討している方は是非こちらの記事を読んでおくことをおすすめします。iPhoneユーザーは問題ありません。
使用する端末を選ばない
個人的にこれは名刺の裏面を登録する機能と同じくらい利便性を感じています。Androidの名刺管理アプリは大体がスマホだけで完結する仕様になっており、PC等のデバイスからアクセスできるものは多くありません。
人によっては、それでも問題ないかもしれませんが、長文のメモを入力したり、名刺のタグを整理したりする場合はPCを立ち上げて作業したほうが効率的な場合もあります。
Evernoteであれば、スマホやタブレットはもちろん、自宅のPCでもネットカフェでも会社のパソコン(規則で使えないことはあると思いますが)でも自由に使うことができます。PCでも使えるという点は非常にシンプルですが、強力なメリットです。