【仮想通貨・時間通貨】学生・社会人に読んで欲しい「お金の教科書」




こんにちは。鼻うがいで溺れかけたトキタマです。

さて、電車移動や何かを待っている間など生活のスキマとも言える時間に皆さんは何をしていますか?

スマホでゲームをしたり、ラインをしたり、読書をしたり…。

それぞれあると思いますが、私は本を読むのが苦手なので、トレーニングのためにスキマ時間は本を読むようにしています。

そこで今回は「書評」的なものを書いてみたいと思います。

トキネコ
ブログっぽいニャー

といってもプロの方が書いている「書評」のように気の利いたことを書くのは難しいので、個人的に読んでおすすめしたいと思った本について、好きなように書いてみます。

では、前置きはこの辺にしておいて…。

学生・ビジネスパーソンにオススメする「新しい時代のお金の教科書」

今回ご紹介する本は、「新しい時代のお金の教科書」(山口揚平著:株式会社筑摩書房~ちくまプリマー新書)です。

人々の生活に最も身近であると言っても過言ではない「お金」

特に最近はビットコインやライトコイン、イーサリアムといった仮想通貨がいい意味でも悪い意味でも熱を帯び、世間の話題をさらっています。

お金の在り方が実に多様化している現代。

本書は、そんな世界を生き抜く上で知っておきたい「お金」の正体を、噛み砕いた文章で読者に教えてくれます。
大学生や社会人はもちろんですが、高校生でも十分に読める内容であり、若い人に是非オススメしたい一冊です。

なぜ若い人にオススメしたいか。

それは、本書が「お金」の起源や正体をただ無機質に説明しているのではなく、「時間」との相関と価値の測り方にアプローチしているからです。

ある程度経験を積んだ社会人であれば、時間の大切さや希少性を理解している人も少なくありません。

しかし、学生の内はなかなかそのありがたみや希少性というものが見えていないことが多いのではないでしょうか。

もし、まだ中高生でありながら時間の大切さをしっかり理解できているのであればそれは素晴らしいことです。

「お金」「信用」「時間」 
本書を読み終わった後にはきっとこれらに対する価値観が変化しているはず。

では、読んでいて興味深かった本書の一部分をご紹介します。

世界を上書きする仮想通貨

仮想通貨とは何か。

何かと世間を騒がせる仮想通貨。その仕組を知っておいて損はありません。

ブロックチェーンの根幹は分散台帳にありますが、これを完全に理解するのは至難の業です。

実際、私は説明できるほど理解していません。

ただ、著者は非常に簡易的なアプローチによってその仕組を紐解いています。

インターネットが世界をデジタル化して、コミュニケーションを加速させる技術なら、ブロックチェーンは、世界を「上書き」し続ける技術。

―新しい時代のお金の教科書 第三章 お金を中心に大きな転換が起こっている(p84)より

たった2・3ページですが、本質が凝縮された内容です。

モノからコトへ

近年、目立つようになっている「モノ消費」から「コト消費」へのシフトチェンジ。

特に観光業界では「爆買い」ブームが一旦落ち着き、「体験型」のサービスが盛り上がりを見せているのです。

そして、それはあらゆる分野でも同じであり、著者も

モノビジネスは終わりを告げている

―新しい時代のお金の教科書 第三章 お金を中心に大きな転換が起こっている(p95)より

と言及しています。

あらゆるモノがインフラ化(無償化・低コスト化)する方向にあるということ。

大企業が有する規模の経済がもたらす低価格化によって、生存欲求を満たす材はますます簡単に低コストで手に入るようになります。

すると、どうなるか。余ったお金が承認欲求を満たす財やサービスへと流れ込んできます。

インスタグラムやフェイスブックなどがそれにあたります。

つまり、欲求構造の変化に財の形態が追随する形で変化しているということ。

このあたりの記述は現実と照らし合わせることでとても納得できました。

時代の流れとお金・価値観の在り方は表裏一体―。

お金・時間に対する意識

皆さんは、時間についてどのように考えているでしょうか。

著者は、仮想通貨の次に来るものとして、時間主義経済に基づいた「時間通貨」という概念に触れています。

豊かさを最大化するもの、またそれを生み出すものはお金という資本でなく、時間であるということに気づいた時に、私達はどのような行動を取るのでしょうか?

―新しい時代のお金の教科書 第四章 お金がなくなるかもしれない(p144)より

「時間通貨」「時間銀行」…時間的価値が最大化された時代はもうすぐそこまで来ているのでしょうか。

トキタマの余談

私が「時間」の価値を大雑把に把握し、無駄にしてきたことを後悔したのは高校3年生のときでした。

図書館で適当に借りた本の中に出てきた「機会費用」というワード。これが、私に衝撃を与えました。

時間を使うことに対してコストがかかるという経済的な概念を知ったのです。

今となっては当然のことですが、当時の無知な私に衝撃を与えるには十分でした。

いかがでしたか?

時間をお金で測るというのは何となく冷たいことに感じなくもありません。しかし、生きるうえで、価値を見極める上で必要なことです。

だからこそ本書は若い人に是非読んでほしいと感じています。

まだ新しい本(初版発行:2017年12月10日)なので図書館や書店で見つけたら手にとって観て下さい、

本書目次
第1章 ピカソがお金持ちだったわけ―お金の歴史
第2章 お金の正体を知れば、もっと自由になれる―お金の本質
第3章 お金を中心に大きな転換が起こっている―お金の変化
第4章 お金がなくなるかもしれない―お金の未来
第5章 21世紀のお金との正しい付き合い方

 

また、お金の起源や仕組みについてもっと知りたい方には「金融論」をオススメしておきます。
内容は中々ヘビーですが、得るものは多いと思います。


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