ふと気が付くとYouTubeのトップページを開き、親切にも私の趣味趣向にあった動画をおすすめされるがままに視聴。数時間を浪費する……。
皆さんもこのような経験があるのではないでしょうか?
YouTubeに投稿されている動画は、視聴者の心理をついており、なんとなく観たいという欲求をピンポイントで刺激してきます。
ちょっとだけなら……とついつい視聴してしまいますが、例え1日30分だけだとしても2日で1時間。
1ヶ月で約15時間です。
ということで「YouTubeついで観」による時間の浪費を未然に防ぐため、GoogleとYouTubeの連携によるパーソナライズ(おすすめ動画の表示など)を停止させます!
- Googleマイアクティビティの設定を変更する方法
- YouTubeの履歴を残さず、おすすめを表示させない方法
- 表示される広告や検索結果のパーソナライズを停止させる方法
- アクティビティの履歴を一括で削除する方法
この記事のコンテンツ
Googleのマイアクティビティとは
マイアクティビティとは、検索した内容、アクセスしたウェブサイト、視聴した動画などのアクティビティの表示と管理を一元的に行うことができるGoogleのサービスです。
マイアクティビティへは「Googleマイアカウント」のページからアクセスできます。
Googleマイアカウントからマイアクティビティを表示させる
Googleマイアカウントのページへアクセスしたら、メニューカテゴリから「マイアクティビティ」をクリックします。
チュートリアルコンテンツが表示されるので、右の矢印をクリックしてどんどん進めましょう。
すると、Googleマイアクティビティのトップページが表示されます。
ここから、アクティビティ(履歴)の設定を変更していきます。
- Googleマイアクティビティでは、Googleサービスの利用履歴が隅々まで記録されている
Googleマイアクティビティのトップページでは、このように「その日に利用したGoogleサービスのアクティビティログ」を確認することができます。
ものすごく便利な機能ですが、ある意味恐ろしい……
作業をサボってYouTubeなんか観ていたら、この画面を確認すれば一発でわかります。
今回設定を変更する4つの項目
今回、Googleマイアクティビティ内から設定変更する項目は以下の4つです。
それぞれの設定を「オン」から「オフ」に変えた後、蓄積された履歴データを削除します。
- ウェブとアプリのアクティビティ(Chromeやアプリの履歴などを検索結果に反映)
- 広告のカスタマイズ(表示される広告をパーソナライズ)
- YouTubeの検索履歴(履歴を保存して検索の時間を短縮)
- YouTubeの再生履歴(YouTubeやその他サービスで表示されるおすすめの精度が向上)
私は検索結果や広告がピンポイントで表示されるのがなんとなく嫌だったため停止させました。
普通に使う分には便利とも言える機能なので①と②はそのままにしておいても良いと思います。
では、1つずつ手順を見ていきましょう。
基本的にどの項目も作業手順は一緒です。
検索結果、Chrome(ブラウザ)の閲覧履歴など、Googleのサービスを利用するサイトやアプリでのアクティビティ(利用履歴)を保存する機能。
保存されたデータをGoogleのサービスが解析して、より関連性の高い検索結果や検索候補が表示されるようになる。
設定の変更・履歴の一括削除(YouTube)手順
では、先程開いたGoogleマイアクティビティのトップ画面から、左サイドメニューの「アクティビティ管理」をクリックしてください。
クリックすると以下のようなページが表示されます。
「広告のカスタマイズ」以外、「ウェブとアプリのアクティビティ」と「YouTubeの検索履歴」「YouTubeの再生履歴」の3つは、このページで設定を行います。
①ウェブとアプリのアクティビティ
- 「ウェブとアプリのアクティビティ」の機能をオフにする
まずは、アクティビティ管理画面を開くと一番上にある「ウェブとアプリのアクティビティ」の設定から変更していきます。
Googleアカウントの作成時に特段の作業をしていなければ、オンになっていると思います。
項目名の右横にある「スイッチのようなボタン」をクリックして機能をオフにしてください。
クリックするとこのような画面になるので、右下の「一時停止」をクリックします。
オフになると先程のスイッチがグレーアウト(灰色っぽい色に変化)します。
②広告のカスタマイズ
- 「広告のカスタマイズ」の機能をオフにする
先程と同様にアクティビティ管理画面を開き、ページの一番下までスクロールします。
ページの一番下に「関連設定」という項目でテキストリンクがいくつかあります。
その中から「広告」をクリックしてください。
「広告のカスタマイズ」設定画面が現れるので「広告のカスタマイズはオンになっています」の隣りにあるスイッチをクリックしてオフにします。
すると以下のような画面が表示されるので、メッセージの右下にある「無効にする」をクリック。
これで、広告のカスタマイズはオフになりました。
③YouTubeの検索履歴
- 「YouTubeの検索履歴」の機能をオフにする
アクティビティ管理画面を開き、ページの中盤にある「YouTubeの検索履歴」のスイッチをクリックします。
「YouTubeの検索履歴を一時停止しますか?」というメッセージの右下にある「一時停止」をクリック。
これで機能が停止されます。
- 「YouTubeの検索履歴」のアクティビティを削除する
機能は停止されましたが、過去の履歴が残っているので、このままではYouTubeのおすすめ動画はパーソナライズされたままになります。
そこで、今度はアクティビティ管理画面から「履歴削除」を行います。
先程オフにしたスイッチの下に「履歴を管理」というリンクがあるのでクリック。
以下のようなアクティビティの個別設定画面が現れるので、左サイドメニューの「アクティビティを削除する基準」をクリック。
「日付で削除」のプルダウンメニューをクリックして「全期間」を選択。
左下の「削除」をクリックしてください。
「削除してもよろしいですか?」のメッセージが現れるので右下の「削除」をクリック。
削除したデータは復元できませんのでご注意ください。
以上で履歴が削除されます。
④YouTubeの再生履歴
- 「YouTubeの再生履歴」の機能をオフにする
続いて、アクティビティ管理画面を開き、ページの中盤にある「YouTubeの再生履歴」のスイッチをクリックします。
手順は先程の「YouTubeの検索履歴」のときと同様です。
続いて現れるメッセージの右下にある「一時停止」をクリック。
以上で機能は停止さますので、続いてアクティビティを削除します。
- 「YouTubeの再生履歴」のアクティビティを削除する
アクティビティ管理画面から「履歴を管理」をクリック。
以下のようなアクティビティの個別設定画面が現れるので、左サイドメニューの「アクティビティを削除する基準」をクリック。
「日付で削除」のプルダウンメニューをクリックして「全期間」を選択。
左下の「削除」をクリックしてください。
「削除してもよろしいですか?」のメッセージが現れるので右下の「削除」をクリック。
削除したデータは復元できませんのでご注意ください。
以上で履歴が削除されます。
元に戻す(有効にする場合)
オフにした機能を再度有効にする場合は、もう一度同じようにスイッチを押してください。
すると、今度はこのようなメッセージが出ますので、右下の「有効にする」をクリック。
これで機能が有効(オン)になります。
YouTubeのパーソナライズされたおすすめ動画が表示されなくなる
以上の手続き(③と④)によって、YouTubeのトップページに表示されている「パーソナライズされた動画」は表示されなくなります。
どこまで効果があるかは分かりませんが、多少なりとも「ついで観」の防止にはなりそうです。
補足情報(これからGoogleアカウントを作る人向け)
補足ですが、今回設定した項目はGoogleのアカウント作成時にも設定することができます。
アカウント作成時の「プライバシーと利用規約」同意ページにて以下6項目の設定変更が可能となっています。
- ウェブとアプリのアクティビティ(Chromeやアプリの履歴などを検索結果に反映)
- 広告のカスタマイズ(表示される広告をパーソナライズ)
- YouTubeの検索履歴(履歴を保存して検索の時間を短縮)
- YouTubeの再生履歴(YouTubeやその他サービスで表示されるおすすめの精度が向上)
- ロケーション履歴(ログイン状態の端末を持って訪れた場所を記録した非公開地図を保存)
- 音声アクティビティ(音声入力のデータを保存して音声認識の精度を向上)
今回の記事でご紹介したのは、この内の上から4つの設定を「Googleマイアクティビティ」のページから変更する手順でした。
これからGoogleアカウントを作成するという人は、作成時点でこの設定をしておけば、改めてマイアクティビティから設定し直す必要はありません。