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FP技能士3級の申込方法
FP技能検定試験について(公式サイトへのリンク) | |
- 申込手順(日本FP協会)
- 日本FP協会ホームページから受験者情報を入力する
- 支払い方法の選択(クレジットカードかコンビニ支払い)
FP技能検定の受験料支払い方法を選択します。
支払い方法は「クレジットカード払い」と「コンビニ支払い」のどちらかとなります。
クレジットカードであれば、申込とともに受験料の決済も完了します。
申し込みから受験までの手続きフロー
- ホームページより受験の申込み
- 申し込み完了と決済完了のメールをそれぞれ受信
- 受験料の支払い(クレジットカード払いは申込時決済)
- 2週間前までには受験票が自宅に届く
- 試験当日
当日・試験会場での注意点
- 身分証(本人確認書類)と受験票を忘れずに
- 電卓と筆記用具を必ず確認
- 試験開始30分前から入室できる
- 会場の情報を予め確認しておくこと(基本的に公共交通機関を用いる)
- 会場周辺の施設やお店をリサーチしておく
- 身分証(本人確認書類)と受験票を忘れずに
この2つが無いと、試験を受けることは出来ません。家を出る前に必ず確認してください。
万が一忘れてしまった場合は、速やかに試験監督者へ申し出て所定の手続きを行ってください。
身分証は写真付きのもので、免許証があればそれでOKです。
以前は社員証も使えたようですが、現在は身分証として使えなくなっていますので最新の情報をチェックしてください。
注)FP協会のホームページでは本人確認書類のリストに「社員証」が入っていますが、当日試験監督者からは使用できない旨のアナウンスが有りました。また、受験票の本人確認書類についての説明欄にも「社員証」の記載はありませんでした(2018年5月31日時点)。
- 電卓と筆記用具を必ず確認
身分証、受験票と並んで忘れてはならないものの筆頭ですが、以外に忘れてしまう人もいるこの2点。
当日試験会場にて貸出などは行われていないので、必ず確認しておきましょう。
マークシート形式なので、鉛筆の使用をおすすめします。万が一の事態に備え、鉛筆と消しゴムはそれぞれ複数用意しておいてください(念の為シャープペンシルもあると安心です)。
電卓は関数電卓など特殊な機能が付いたものは使用不可です。
- 受験票
- 身分証明書
- 筆記用具(鉛筆・消しゴム)
- 電卓
- 試験開始30分前から入室できる
→会場には早めに到着し、30分前の時点で入室できるように準備をしましょう。会場にもよりますが、入室までは教室の外(廊下)やエントランスなどで待機します。
受験票に記載されている集合時間は試験開始の20分前となっています(注意事項説明があるため)。
- 公共交通機関を用いる(会場の情報を予め確認しておくこと)
→基本的に駐車場の用意はありませんので、公共の交通機関を使うか、近隣のコインパーキングなどを利用して下さい。
- 会場周辺の施設やお店をリサーチしておく
FP技能試験は午前に学科試験、午後に実技試験を行うため、間に昼食をはさみます。
学科試験は制限時間が2時間となっていますが、1時間経過時点で途中退室が可能なので早くに退室すると午後の試験まで2時間ほどの待機時間があることになります。
数百人の受験生が会場周辺のお店になだれ込みますので、外で昼食をとる方は、予め試験会場周辺のお店をリサーチしておくことをおすすめします。
尚、試験会場の教室もお昼の時間は開放して貰えるので、コンビニで昼食を買って会場で済ませることも可能です。
意外にやりがち!?試験当日に「やってはいけないこと」
試験会場では、試験開始まで特に何もしない方もいれば、ギリギリまでテキストを確認する方もいます。
最後の最後まで一つでも多くの情報を頭に入れたいのですから当然とも言えますね。
試験監督者から指示があるまではテキストやスマートフォンを使っていても問題はありません(スマートフォンなどは忘れないよう早めに電源を落としておいた方がいいでしょう)。
しかし、このときにやってはいけないことが1つあります。
それは、多くの人が意外にやりがちな試験前最後のあがきでもある…
そう、試験当日にやってはいけないこととは意外にも過去問を「解く」ということ。
これまで散々過去問を推奨してきたのに、なぜ直前に過去問を解くことがダメなのか。
みなさんは「ウィルパワー」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?
これは米国の心理学者ロイ・バウマイスター氏が提唱した考え方で、「目標を達成するための集中力を生み出す力のこと」言い換えると「意志力」を表します。
ウィルパワーは「集中力」や「意思決定」に多大なる影響を与え、主に何かを「選択するとき」にエネルギーが使われます。
例えば、朝服を着替えるとき。
今日はどの洋服を着ようかな…と考えるかと思いますが、このときにもウィルパワーは消耗されます。
朝食などを考える際も同様です。
習慣化されていて毎日同じ動作をする場合や、無意識にその行動を取ることが出来る場合は別ですが、いくつかの選択肢の中から「思考」によって何かを「選択」するとき、ウィルパワーを使うことになるのです。
IT業界を牽引するアップルの創始者スティーブ・ジョブズが「毎日同じ(決まった)服しか着なかった」という話は有名だと思います。
これは、人間が1日に意思決定できる上限は決まっているのに「洋服を選ぶ」ということに余計な力を割きたくないという考えが基にあるからなんですね。
そしてこのウィルパワーは総量が決まっており、使いすぎると思考や集中力の質が下がります。
つまり、ウィルパワーを消耗しすぎると、その後の意思決定や集中力の質に影響してくるということ
学校などの試験も、1時間や2時間であれば何てことはないですが、1日に10時間も椅子に座って集中しろと言われたらかなり厳しいですよね。
おそらく大半の人は最後まで集中力を持続させることができないと思います。
これは、ウィルパワーを使い切ってしまうからです。
試験当日に過去問を「解く」べきではないというのは、過去問を解くことによってウィルパワーを消耗し、試験での思考の質が下がってしまうのを避けるため。
当日はウィルパワーの残量が最大の状態で試験に臨めるように心がけましょう。
ただし、テキストを読んだり、過去問の模範解答を眺めるのは問題ありません。
あくまで問題を「解く」というウィルパワーを必要とする行為を避ければ良いのです。
試験当日は「ウィルパワー」を節約しよう!
- 何かを選択するときに使う力で「集中力」や「意思決定」と深い関わりがある
- ウィルパワーは消耗するため、集中力を維持するためにはウィルパワーの消耗を抑える必要がある
- 試験前に過去問を「解く」と、ウィルパワーを消耗してしまう
- 試験前は過去問の解答やテキストを眺めるだけにして思考力を節約する
少しでも合格率を上げる!試験当日に「やるべきこと」
- 朝ごはんをしっかりと食べる
ブドウ糖の摂取によって脳にエネルギーを、咀嚼することで脳に刺激を与えて活性化を促してください。
- 会場には早めに到着し、余裕があれば周辺をウォーキングする
朝のウォーキングは、脳を活性化させ記憶力や思考力を高めてくれます。
しっかりと日光を浴びながら軽い運動を行うことで、脳をウォームアップさせましょう。
- 余裕を持って出発し、会場へは公共の交通機関を利用する
電車などを使う場合は、トラブルで運行が遅れてしまうこともあります。
早めに家を出て、会場の周辺で時間を潰すくらいの気持ちでいたほうが良いと思います。
ちなみに私は、試験だけでなく約束事などでも集合時間の1時間前には集合場所の周辺に居るようにしています。
これは、自分の意思が介在しないところ(電車の遅延など)で集合時間に遅れてしまうことを極力割けるためです。
当日に合否を確認!自己採点用に解答を書き写しておく
FP技能士試験の結果発表は試験日から約1ヶ月後ですが、試験当日の夕方には各試験実施主体のホームページにて模範解答が掲示されます(FP協会の場合は当日の17時30分)。
つまり、この模範解答を用いて自己採点をすれば、仮ではありますが「合否」を判定することができます。
自己採点をするか否かはもちろん自由ですが、結果が早く知りたい方は気持ちをスッキリさせるためにもやっておいたほうがイイでしょう。
自己採点をするためには自分が回答した選択肢を使う必要がありますので、この問題冊子に書き込んでおきましょう。
自己採点不要の方は必要ありませんが、見直しやマークミスのチェックなどにも役立ちますのでおすすめです。
また、模範解答の発表時間直後はアクセスの集中によって該当ページが見られない状態が続く可能性が高いです(2018年5月期は正しくこの状態でした)。
そのような場合は、慌てずに時間を置いて再度アクセスしてください。
答えが変わるわけではないので、ご安心を。
まとめ・試験本番に向けて
- 試験前日までに、会場や持ち物の確認を済ませておく
- 当日は余裕を持って行動し、忘れ物に気を付ける
- 自己採点をする場合は、自分の回答をしっかりとメモしておく
- 過去問を解くのは前日までにする
- 試験当日は過去問を解かず答えを眺める
いかがでしたでしょうか。
試験本番で重要なのは「平常心でいつもどおりに臨む」ということ。
シンプルですが、実際に実行するのは難しいかも知れません。
ですが、心持ち一つで意外にも簡単にできてしまったりもします。
これから本番を迎える人、これから試験勉強を始める人は是非この記事を参考にしてみてください。
試験勉強のやり方も試験に望む姿勢も三者三様、十人十色です。
自分に合った方法を見つけて習慣化してしまいましょう。
習慣化できれば、その後が楽になるはずです。
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