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ルイボスティーとは(どんなお茶?)
ルイボスティーは、意味を直接に分解すると「ルイボス」の「ティー」。
では、ルイボスとは一体何か。
ルイボスは、南アフリカ原産の植物で、ルイボスティーはルイボスの葉を乾燥させて作るお茶のことです。
茶は紅茶のように赤く、ほのかに甘みがあります。ルイボスティーはカフェインを含まないため、カフェインレスのドリンクとしても注目されており、タンニン濃度も低いことから妊婦や乳児が飲んでも問題ありません。
ちなみに「ルイボス」とはアフリカーンス語で
「赤い(rooi)」+「灌木(bos)」という意味。
灌木(かんぼく)は植物学の用語で、生長しても樹高が約3m以下の木のこと(つまり背が低い木のこと)。
ルイボスティーってどんな味?おいしいの?
ルイボスティーの味を簡単に表すと、紅茶のスッキリバージョンです。
と言ってもよくわからないと思うので、ルイボスティーを飲んで感じた特徴を以下に挙げてみます。
- 紅茶のような渋みがない
- 紅茶のようなコクがない
- 香りが良い
- どちらかと言えばハーブティーに近い
- ミルクやレモンは合う
- 飲みやすい(ゴクゴクいける)
ルイボスティーの効果・効能(健康志向・ダイエットにも)
ポリフェノール(フラボノイド)による抗酸化作用
ルイボスティーには抗酸化作用のあるポリフェノール「フラボノイド」が含まれています。
抗酸化作用を持ったフラボノイドなどを積極的に摂取することで、体内に増えすぎてしまった「活性酸素」を中和し、体内から除去することができます。
飲酒や喫煙、激しい運動、栄養バランスを無視した偏った食生活、ストレス、紫外線などによる刺激を受けることで増加。活性酸素は人間の細胞を攻撃するため、これが増えるということは老化が促進されるということでもあります。シミ・しわなどの老化現象を引き起こし、動脈硬化といった生活習慣病の原因にもなります。
ルイボスティーの効果①:シミ・しわ等の老化を抑える
フラボノイドという抗酸化作用のポリフェノールにより、シミやしわ等老化の原因となる活性酸素を除去します。
継続して飲み続けることで、若々しい肌を保つことができます(生活改善が前提ですが)。
ルイボスティーの効果②:安眠効果で睡眠を良質に
ポリフェノールの一種であるフラボノイドには様々な効能がありますが、ルイボスティーに含まれるフラボノイドには安眠効果をもたらす以下の成分が入っています。
- ビテキシン
- イソビテキシン
では、安眠効果をもたらすとはどういうことか。
寝付きや寝起き、睡眠時など、そもそも「安眠」や「睡眠の質」と言われる要素は複数ありますが、ルイボスティーが効果を発揮するのは「寝付き」のタイミングです。
メンタル的な側面から言えば、入眠時に考えてしまう余計なこと(様々な不安や緊張など)を取り除く効果が期待できるということです。
ごっそりと不安を取り払うというよりも、心を落ち着けてくれるという感じです。
ノンカフェインなので、寝る前に飲んでも大丈夫。アロマなどと合わせて常用することで、更に効果は高まるでしょう。
ルイボスティーの効果③:リラックス効果とストレスの緩和
ルイボスティーの持つフラボノイドには、神経を鎮静させる作用や抗不安作用、精神安定作用があり、仕事の合間や寝る前などに飲むことでリラックス効果とストレスの緩和がもたらされます。
先程、安眠の効果の解説で挙げた2つの成分(ビテキシン、イソビテキシン)には、心を落ち着ける効果が期待できます。
ルイボスティーの効果④:体質改善でダイエットにも
ルイボスティーには、通常の紅茶と同じように利尿作用があり、また、腸内環境を整える整腸作用もあります。ルイボスティーを継続して飲むことにより、新陳代謝を活発にし、体内の毒素を排出。体のむくみや便秘の解消にも一役買ってくれます。
もちろん、ルイボスティーを飲めば飲むほど体重が減るというわけではありません。
生活習慣の改善や運動と組み合わせて、体質改善をより効果的なものにすることができるのです。
ルイボスティーはノンカフェイン
ルイボスティーにはカフェインが入っていません。
コーヒーや紅茶、緑茶などはカフェインを含む飲み物として知られていますが(最近はカフェインレスもある)、ルイボスティーはノンカフェインです。
そのため、カフェインに敏感な方や妊婦、子供でも飲むことができます。
また、先述の通り、寝る前に飲んでも睡眠が阻害されることはなく、むしろ安眠効果が期待できるほどです。
ホットやアイス、ミルクにレモンとオリジナリティ溢れる飲み方
ルイボスティーは、紅茶のようにホットやアイスにしてもおいしく飲むことができます。
また、ミルクやレモンなどを入れてもOKですし、フルーツを入れてフルーツルイボスティーにしてもOK。
自分の好みに合わせて、オリジナルのルイボスティーを楽しむことができます。
冬など気温の低い季節は、ホットのルイボスティーが起き抜けの一杯に最適。
紅茶やコーヒー派の人も、たまには違った朝の一杯を楽しみましょう。
ルイボスティーの効果・効能:まとめ
ただし、こういったものは一時的な期間に飲むだけではなかなか効果が現れません。
毎日継続して飲むことが重要であり、ルイボスティーの効果・効能を発揮させる最も最適な手段です。
様々な効果・効能を期待するのであれば、1日に2~3杯を目安にこまめに飲みましょう。
また、ルイボスティーはカフェインレスでカロリーもゼロ(メーカーによってはゼロではないものもありますが、大体ゼロです)なので、どれだけ飲んでも太るということはありませんが、何事も適量というものはあります。
健康に効果があるものは、摂れば摂るほど良いわけではないので、常識的な範囲で楽しみましょう(とはいっても何百杯も飲める人はいないと思うので、あまり気にしなくても大丈夫です)。
今回は、そのルイボスティーについての記事です。