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楽天銀行に預け入れているお金を出金(引き出し)する2つの方法
楽天銀行の口座に預け入れらているお金を現金で引き出すには、主に以下の方法があります。
- コンビニATM・銀行ATMを使って直接出金する
- 他金融機関の口座を経由してATMから出金する
①コンビニATM・銀行ATMから直接出金する
セブンイレブンやローソン、ファミリーマート等のコンビニに設置されているATMやみずほ銀行、三菱UFJ銀行、ゆうちょ銀行等の銀行ATMから「楽天銀行のキャッシュカード(楽天カード)」を使って出金する方法です。要するに楽天銀行の口座からそのままお金を下ろします。
現状では、以下のコンビニATMと金融機関で「楽天銀行のキャッシュカード(楽天カード)」が使えます。地方銀行や信用金庫のATMからでは楽天銀行の口座からお金は下ろせませんのでご注意下さい。
コンビニATM | 金融機関(銀行ATM) |
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以下のATMを使うと手数料が最安の216円で下ろせますので、ご参照下さい。
今回の記事でご紹介する方法を使えば、この手数料を103円に抑えることが出来ます。
- セブン銀行ATM(セブンイレブン)
- イオン銀行ATM(ミニストップ)
- ステーションATM Patsat(駅ナカのATM)
②他金融機関(ゆうちょ)の口座を経由してATMから出金する
本記事では、この方法を用います。
先程ご紹介した①の方法(ATMを使い、楽天銀行の口座から直接出金する)と異なる点は楽天銀行の預金口座から直接お金を引き出すかどうかという点です。
①では楽天銀行のキャッシュカードを用いてATM(コンビニ・銀行)からお金を引き出しますが、②では最終的に楽天銀行ではなく、他金融機関(ゆうちょ銀行)のキャッシュカードを用いてお金を引き出します。
手順を順序立てて整理すると
①楽天銀行の口座から自分名義のゆうちょ銀行の口座に出金したい額70,000円を移す(振り込む:手数料は103円)。
②振込が完了したら、ゆうちょ銀行のATMでゆうちょ銀行の口座から70,000円を出金する(手数料はかからない)。
こういう感じです。
楽天銀行のカードを使ってコンビニATMや金融機関のATMでお金を下ろすと、どうしても200円を超える手数料がかかります。
これは楽天銀行が実店舗や自社ATMを持っていないためであり、仕方のないことでもあります。
しかし、これは裏を返せば楽天銀行の口座から直接出金しなければ、手数料をもっと抑えられるということ。
そこで、自分名義のゆうちょ銀行の口座にお金を移して、ゆうちょ銀行のATMからお金を下ろします。この方法であれば、最終的に引き出す先の口座はゆうちょ銀行となるため、手数料はかかりません。
ゆうちょ銀行の口座を使う理由は、楽天銀行からの振込手数料が最も安く済むからです。
ゆうちょ銀行の口座にお金を移して引き出すまでの流れ
それでは早速、楽天銀行にあるお金をゆうちょ銀行に移して引き出すまでの流れを見ていきましょう。
まずは、事前に確認しておくべきポイントを整理しておきます。
- 必要なもの:ゆうちょ銀行の口座(自分名義・楽天銀行の口座と同一の名義)
- 発生する手数料:103円(最安)
▶この手数料103円は「引き出し」にかかるものではなく、楽天銀行からゆうちょ銀行に振込みをするときにかかる手数料です。振込みというと、自分以外の人に代金を支払うイメージが強いかも知れませんが、もちろん自分宛てにもできるので、今回はそれを利用します。
前述の通り、楽天銀行とゆうちょ銀行が特別な提携関係にあるのも大きいです。
- 楽天銀行の管理画面を用いてゆうちょ銀行の口座を登録
- 登録したゆうちょ銀行本人名義口座への振込み依頼(同様に管理画面から)
- 振込予定日(手続き時間帯にもよりますが翌日には完了します)を確認
- ゆうちょ銀行ATMからお金を引き出し完了
実際に外出が必要になるのは④のATMでの引き出し時のみ。①~③まではすべてオンラインで手続きが完了しますので、余計な手間はかかりません。
①楽天銀行の管理画面を用いてゆうちょ銀行の口座を登録
今回の方法を初めて用いる場合は、まずゆうちょ銀行本人名義口座を登録する必要があります(2回目からは省略できます)。
まずは、楽天銀行の管理画面にログインして下さい。
ページ上部のグローバルメニューから「振込支払」のボタンをクリック。
すると振込メニューが以下のように表示されるので、左側メニュー(ピンク色のメニュー)から「振込先口座の登録」をクリック。
3つの選択肢
- 登録済み振込先口座(他人名義)
- 他の金融機関口座(本人名義)
- ゆうちょ銀行本人名義口座
が出てくるので、一番下にある「ゆうちょ銀行本人名義口座」の文字リンク「ゆうちょ銀行あて(本人名義)を新規登録する」をクリックして下さい。
続いて、ゆうちょ銀行口座の登録画面が表示されるので、以下必要な情報を入力して下さい。
- 通帳記号
- 通帳番号
入力が完了したら「確認」ボタンをクリック。
口座情報の確認画面が表れるので、再度確認し問題なければ「登録」ボタンをクリックして下さい。
最後に完了画面が表示され、手続きは完了です。
②登録したゆうちょ銀行本人名義口座への振込み依頼(同様に管理画面から)
続いて、登録したゆうちょ銀行の口座へお金を振込む手続きをしていきます。
先ほどと同様に楽天銀行の管理画面から「振込支払」をクリック。
振込メニューが表示されるので、左側のメニュー(ピンク色のメニュー)から「ゆうちょ銀行本人名義口座への振込(出金)」をクリックして下さい。
すると「ゆうちょ銀行本人名義口座への振込依頼:入力」画面が表示されます。
ブランク(空白)になっている振込銀額のテキストボックスに金額の数字を入力し「次へ(確認)」ボタンをクリック。
再度確認ですが、ここでの振込金額というのは楽天銀行からゆうちょ銀行に移動させる金額のことです。
続いて「ゆうちょ銀行本人名義口座への振込依頼:確認」画面に切り替わりますので、暗証番号を入力して下さい。
入力が済んだら「振込実行」をクリック。
振込実行をクリックすると振込依頼が受付されるので、もう一度金額の確認をしておいてください。
最後に「ゆうちょ銀行本人名義口座への振込依頼:受付完了」画面が表示され、手続きは完了となります。
③振込予定日(手続き時間帯にもよりますが翌日には完了します)を確認
先程の「ゆうちょ銀行本人名義口座への振込依頼:受付完了」画面にて振込予定日を確認することができます。
ここで振込予定日を確認し、ゆうちょ銀行ATMでお金を下ろしましょう。
④ゆうちょ銀行ATMからお金を引き出して完了
ゆうちょ銀行のATMにてお金を下ろせば、手続きは完了です。
通常通り、ゆうちょ銀行のキャッシュカードを使ってお金を下ろしましょう。
楽天銀行から移した金額をそのまま下ろせば、手数料103円で楽天銀行から引き出した状態と同じになります。
お疲れ様でした。
楽天銀行からゆうちょ銀行にお金を移してATMで引き出す:まとめ
ゆうちょ銀行は土曜日・日曜日にお金を引き出す場合でも手数料が無料であるため、お金の引き出しに無駄な費用が発生することがありません。
この点は他の金融期間に比べても大きなメリットです。
普段からゆうちょ銀行を利用しており、他の用事のついでに引き出しができる方にはオススメの方法だと思います。
逆に、普段ゆうちょ銀行を使わない方や、ゆうちょのATMが生活導線に無い方は、手数料と天秤にかけてみたほうが良いでしょう。
手数料の差は100~200円程度となりますので、その差を埋めるためにわざわざ近くのセブンイレブンを無視して、遠くのゆうちょ銀行ATMに行くというのは本末転倒とも言えます。
それぞれの生活に合わせた付き合い方がもっとも効率的且つ経済的です。